代表あいさつ

 私たちは日々、楽しみを求めて生きています。どんな時代背景にあっても、たくましく喜びにつながろうとしているのです。詩人、カール・ブッセの『山のあなた』(訳:上田敏)は、「山の彼方に『しあわせ』があると教えられ、尋ね歩いたが、とうとう見つけることができず、涙ながらに帰ってきた。それでも人は言う。山の彼方には、『しあわせ』があると」と、いったところでしょうか。この訳詩の興味深いところは、距離感のとらえ方です。距離と聞くと地理的発想が浮かんできますが、この詩の中の距離とは、人の心の状態を表しているようです。
さあ、みなさん。キャンプの活動を通じてささやかな『しあわせ』探しの旅に出かけてみませんか。

 

 

 

代表理事 水流寛二 

事務局あいさつ

学生ボランティアとして活動をはじめ、気がつけば10年以上もの月日が経ちます。キャンプという非日常に身を投じることは、最初は勇気がいることですが、非日常は新鮮さや面白さがより多く含まれています。
キャンプという非日常に身を投じることで、日々の生活に刺激を与え、生きる活力を養うこと、そういった場所を提供していくことを使命として、これまで活動を続けてまいりました。
今後もその思いにかわりはありませんが、キャンピズが発足し、20年が経とうとしている今。
我々は非日常の提供だけでなく、これまで培った経験を生かし、退屈しない日常の提供を目指し必要があるのではないか、と考えております。具体的な方法はこれからの検討課題ですが、みなさまが笑顔になれるような活動を目指して取り組んで参りたいと思います。

キャンプ事業統括 西川 正人